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経絡
経絡とは、東洋医学の概念で、気血の通り道として考えられており、
臓腑と体表とを結ぶ全身に分布するルートです。
経絡は正経12経絡に任脈と督脈をあわせた14経絡があります。
内臓に異常や病気があれば、経絡やツボに反応がでます。
経絡を理解すると、体の中の状態が体表から伺い知ることができ、
治療が必要な各臓腑とつながる経絡やツボを刺激することで、
全身のバランスを調整することができます。
リンパとリンパ節
リンパ
全身にくまなく張り巡らされたリンパ管と関節や中継点に存在する、
リンパ節、そして、特殊なリンパ器官を総称したモノをリンパ系と呼びます。
リンパは体内に侵入した異物を体から守る免疫系のシステムとして働いたり、
不要物質を回収し、運搬する働きをになう、いわば体の下水道のようなもので、
体の浄化システムとして大切な役割をになっています。
リンパマッサージはこのリンパ系の滞りをなくし、流れをスムーズにすることが
目的とするため、リンパの流れに沿うように、心臓向かってリンパマッサージする
のが基本です。
リンパ節
全身に600~800箇所あると言われていて、その多くは首周辺、わきのした、
股関節、膝裏など、関節部に多く存在します。このリンパ節は、リンパ液の
関所とも言われ、ここで体に害を及ぼす可能性のある細菌やウイルスなど
と戦い、全身に回らないようにする、免疫系のシステムを有しています。
各部位のリンパマッサージを行う前、間、後に、必ずポイントとなる、リンパ節を
刺激し、関所の活動を活発すれば、リンパの流れもより効率的に流れるように
なります。